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医療スタッフへの信頼はどこから生まれてくるのか

仕事は生活費を稼ぐためで働いている人は少ないはず、特に医師や看護師など人の命や健康に関する仕事に携わっている方はお金以上の何かを持っているものです。

 

医師や看護師に対する信頼がどこから来るのか考えたことがあります。

 

その時にヒントになったのが、いろいろな調査会社が発表している小学生のなりたい仕事ランキングと、親が将来就かせたいランキングです

 

ランキングに入っている職業は調査会社によっても異なりますが、それぞれに医師や看護師などが入っているのをご存じの方も多いことでしょう。

 

具体的なランキング順位は忘れてしまいましたが、女の子は花屋さんやケーキ屋さん、男の子はスポーツ選手がランクインしていましていたのを覚えています。

 

一方、親が就かせたい職業ランキングには、医師や看護師の他に会社員や公務員などの職業も有ったのを覚えています。

 

働いている親が求めるのは、将来性や安定性だと思われます。そのように考えると公務員の人気の高さは納得できるのではないでしょうか。

 

一方、小学生なら、まだ将来の夢を語れる世代なので、お金を基準で将来なりたい職業を選んでいるわけではないはずです。

 

実際に医師はともかく、看護師よりも高給といわれる職業は存在するからです。

 

それでは、どうして医師や看護師になりたいと思う小学生が多いのかを考えてみます。

 

お金以外の価値観で判断していたなら、

 

人を助けたい

困っている人を助けたい

病気に苦しんでいる人の力になりたい

などを思い描きながら、小学生は回答していたのかもしれません。

 

これらの感情は人間だれしもが多かれ少なかれ持っている本源的な欲求の一つです。

診察に訪れた患者さんも職業ランキングを意識しているはず

小学生がなりたい仕事ランキングは患者さんもどこかで見た事があるはず。

 

この看護師さんは子どもの頃の夢を実現したのかもしれない
このお医者さんは、子供の頃の想いを実現するために難しい国家試験を突破して今の仕事に就いているかもしれない

 

患者さんの心のどこかに、医療系の仕事に従事している方への尊敬や信頼があるのは、純粋な価値観によるところが多そうです。

子供の頃の想いが残っている医師や看護師は少なくないはず

子どもの頃の夢はいつの間にか、消えてなくなってしまうことが多いです。

 

医師や看護師になりたくても、勉強が苦手であれば、あきらめざるを得ません。

 

学習に必要なお金を用意できなければ、やはり夢をあきらめざるを得ません。

 

それでは、勉強が得意であったり、お金があったりしたら、医師や看護師になれたかというと、そうではないはずです。

 

医療系の転職支援会社には、入職時にお祝い金を支給してくれる所も存在するように、初期段階であればお金によるモチベーションアップは期待できます。

 

しかし、長期間の努力が試される国家試験の合格は、子どもの頃から持っている、人間本来の根源的な欲求のパワーも見逃せません。

 

製品やサービスには経営者の想いが形になっているものが少なくありません。例えば健康に良いお菓子を作りたいという想いが最初にあったら、その会社が作るお菓子は自然由来の原材料が使われることが多くなることでしょう。

 

一方、お金儲けをするために立ち上げた会社が作るお菓子なら、会社の利益が優先されるので、少しでも安い原材料が使われ、原価率の低い商品づくりに時間とエネルギーは費やされることでしょう。

 

このように、個人レベルでも会社レベルでも、最初の心意気というのは、その後の様々なフェーズで表われてくるものなのです。

 

三つ子の魂百までのことわざのとおり、子どもの頃の想いは、年齢を重ねても変わらないものです。

 

もちろん、時代に合わせて変えていくことも必要ですが、最初に温かい思いやりからスタートしていれば、患者さんにも想いは伝わるはずです。

 

そのような想いを抱えた医師や看護師が多い医療機関に患者さんは通いたいのではないでしょうか。